安いだけが魅力のチリワインって認識は古くない?

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ワインを巡る旅
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手の届きやすい価格と親しみやすい味わいで、日本のワインシーンを牽引してきたチリワインですが、ここにきて少し印象が変わってきているのです。

マスター・オブ・ワインをはじめ世界が注目しているプレミアムクラスのチリワインが今熱いのです!

とは言え「お高いんでしょ〜?」ってそんなことはありませんっ。

2,000〜3,000円クラスのちょいお高めの価格帯に世界が注目する新トレンドとしてチリワインが人気を博しているのです。

人気の理由はシンプルに「お値段以上の価値」、これに尽きます。

ブラインドでテイストしたって安物のワインだなんて思いもできないクオリティの秘密は、「テロワールの表現」に他ならないと思います。

テロワールの恵み

冬には雨が降り、ブドウが生育する夏には乾燥するチリの理想的な気候に加えて、どの生産者においても最近の傾向として収穫時期に最新の注意を払っている結果、溢れるような果実味のワインではなく、抑制された果実味と綺麗な酸味のある複雑で余韻の長く続く、バランスに優れたワインが多く醸造されるようになったのです。

同時にその醸造技術においても年々向上してきており、テロワールも細分化されていることに注目が集まっています。

チリでは2011年から従来の原産地呼称に付記する産地表示が可能になり、高品質なワインを生み出す土台となっています。

チリの南部などでは地目たいフンボルト海流が流れる沿岸にブドウ山地が広がって、高品質なピノ・ノワールの可能性を秘めていますし、樹齢の高い古木も数多く栽培されています。

イギリスの著名なマスター・オブ・ワインであり、ワイン評論家でもあるジャンシス・ロビンソン氏もチリ南部のピノ・ノワールの可能性について高く評価しています。

こうしたテロワールを見極めて、収穫時期にも最新の注意を払う品質へのこだわりが「量」から「質」への大きな進化として変貌を飛べようとしています。

私がフラインがファーマーとしてアグリコンサルタントのお仕事をいただく中で、多くのワイナリーが注目しているのはやはり「環境への負荷」であり、その点でオーガニック志向は基本です。

日本の有機栽培をどうこう延べる気はさらさらありませんが、環境への負荷という点で自らの畑にばかり目を向けており、余計に負荷を与えてしまっているビジネス・オーガニックでなく、自然の中で循環させたバイオ・ダイナミックスのプロジェクトを行っているワイナリーを紹介していきたいと思います。

そこで次回は、オーガニック20周年を迎えた「エミリアーナ・ヴィンヤーズ」のワイン造りへの情熱をお伝えさせていただきます。